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胸郭出口症候群
【概要】
胸郭出口症候群とは、上肢や肩の運動および感覚にかかわる重要な神経や血管が何らかの形で障害を受けることによって、肩、腕、手にしびれや痛み、冷感などを自覚するようになる状態のことをいいます。
胸郭出口症候群は、なで肩の女性に多くみられますが、筋肉を鍛えている男性が発症することもあります。発症には、日常生活に関連した動作も関連しています。仕事で重い荷物を持つことが多い人、無理な筋力トレーニングを行っている人、手を高く挙げて行うスポーツ(野球、バレーボール、テニスなど)をしている人などは発症しやすい傾向があるといわれています。
日常生活でよくおこなわれる動作では、つり革につかまる、洗濯物を干す、髪を洗うなどのときに上肢のしびれや肩、腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。
腕にかかわる神経や血管は、胸郭出口と呼ばれる部位を通って、首から目的地である腕に向かって走行しています。胸郭出口を通過する重要な神経として腕神経叢があります。また主要な血管として鎖骨下動脈、鎖骨下静脈があります。胸郭出口にはいくつかの物理的に狭い空間が存在しており、こうした場所で神経や動脈が圧迫を受けることがあります。神経や動脈が胸郭出口で圧迫を受けることで、胸郭出口症候群が発症します。胸郭出口の狭窄が起こりやすい部位としては、次の3か所が知られています。
こうした狭窄部位で神経や動脈が圧迫を受ける可能性が高く、それぞれ斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群といった名称がつけられており、これらを総称して胸郭出口症候群といいます。また、病気を発症する原因として先天性のものがあります。頚肋と呼ばれる先天的な肋骨の遺残物が残っていることで、腕神経叢や鎖骨下動脈がいっそう圧迫を受けやすい状況になるため、胸郭出口症候群を発症します。
胸郭出口症候群は長時間、悪い姿勢で座っていたりすると発症しやすくなると考えられています。また、なで肩であることや、重いものを持つ習慣も発症に関連します。
胸郭出口症候群は、いわゆる肩こりとして自覚されることがあります。腕や手に分布する神経や血管が圧迫されることで発症するため、神経症状として首や肩、腕にしびれを覚えることがあります。神経症状は、さらに手先や体幹にもみられることがあります。前腕尺側と手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みとしびれ感、ビリビリ感などの感覚障害が生じます。神経障害が持続すると、筋力の低下も現れ、それに随伴して運動機能にも影響が生じます。具体的には、手の握力の低下、細かい動作がしづらい(巧緻性の低下)などがみられます。運動麻痺が進み、手内筋の萎縮が起こると、手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがり(小指球筋)がやせてきます。鎖骨下動脈が圧迫されると、上肢の血行が悪くなって腕は白っぽくなります。鎖骨下静脈が圧迫されると、手、腕は静脈血のもどりが悪くなり青紫色になります。血行障害により痛みや感覚障害が誘発されることもあります。
胸郭出口症候群では、身体検査における検査が重要です。具体的には、アドソンテスト、ライトテスト、エデンテストと呼ばれるものが代表になります。いずれのテストも、神経や血管が圧迫されやすい体勢をとることで、圧迫に関係した症状の誘発を確認します。
鍼灸治療は、神経や血管に圧迫を加えている筋肉(斜角筋・小胸筋など)の緊張を緩和し、血液循環の改善を目的として行い、痛みやしびれなどの緩和や改善をはかっていきます。
また当院では、筋肉が緊張しにくい身体の使い方・姿勢の指導を通して最初防止までケアしていきます。
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