症例紹介・五十肩

【来院された方がお持ちだったお悩み、ニーズ】

①右肩の痛み

半年前から右肩の夜間痛・朝も痛みで目が覚める。

腕を上げる・後ろに引く時の痛みとそれに伴う可動域制限（動きの悪さ）

②右膝痛

正座・しゃがむ・階段を降りる際の痛み

【当院がそのお悩みやニーズをどう解決したのか】

①右肩の痛み

　半年前に五十肩と診断され、週に一回整形外科に機能回復訓練に通っていたそうですが、半年かかっても機能が回復しなかった為、他の治療手段を考えられて当院に受診してくださいました。

多くの場合、五十肩は肩関節を構成する筋肉の拘縮や炎症が問題となっています。

今回のO様の五十肩の治療でも、肩関節周囲の筋肉を中心に指圧や鍼治療を行いました。

また、今回の五十肩の症状改善の大きなポイントとなった筋肉は、「斜角筋（しゃかくきん）」という筋肉でした。

「斜角筋（しゃかくきん）」は、首と肋骨を繋げており、直接肩には付着していない筋肉ではありますが、肩や腕にまで分布している「神経」にも関係がある場所です。

この斜角筋の間から分布する「腕神経叢（わんしんけいそう）」を開放してあげるだけでも、症状が十分軽減されます。

首の痛めたのは、小学生の頃遊具から転落し首を痛めた後からずっと首の調子は悪かったとのことで「まさか首の古傷と現在の肩の症状が関係しているとは」と驚かれていました。

一つの症状には一つの原因で起こるわけではなく、複数の原因や要因が重なって現れています。

②右膝痛

こちらの症状は、病院では軟骨がすり減っているとの診断でしたが、膝周辺の筋肉の拘縮を緩めて筋肉の動きや関節の動きを高めてあげるだけで、肩の痛みよりも早い段階で痛みは改善いたしました。

＊治療期間　4ヶ月《初診日》令和3年6月初旬〜令和3年10月末　《最終日》・合計治療回数　16回