症例紹介68・ランナー膝（腸脛靭帯炎）③

【来院された方がお持ちだったお悩み、ニーズ】

　ランニング中の膝外側の痛み・所謂ランナー膝（腸脛靭帯炎）​

　R5年3月19日の初めてのフルマラソンを完走したい。

【当院がそのお悩みやニーズをどう解決したのか】

関わる競技や年齢などに関わらず、膝の痛みが出る場合「膝」だけにその原因があるケースはそう多くありません。

膝は、足首と股関節の間に存在する関節ですので、その上下の関節の状況が膝のコンディションとして反映されやすいです。

こちらの方の場合、練習による筋疲労の蓄積・普段の不良姿勢からもランニングフォームの崩れが容易に想像がつきましたので、治療方針を筋疲労の回復と姿勢改善・フォームの修正とし治療に取り組みました。

当然、1,2回目の治療では、姿勢の変化は起きませんので症状の戻りがありました。

来院の際にはセルフケアの指導を行なっておりますので、自宅でのセルフケアの実施や生活習慣の改善を行うことで、施術回数を重ねていけば症状の改善も見られていきました。

　姿勢やカラダの使い方を変えていくことが、必ず結果に反映していきます。

様々治療法を試しても、痛みが治らないのは、根本的な「姿勢」や「カラダの使い方」などに目を向けていない施術者が多いからです。

【経過】

　R4年1０月頃〜マラソンの練習を開始。

　R4年12月中旬頃〜痛みを感じ始めた。

長距離２０キロを過ぎる頃になると左膝外側がズキズキ痛み始めた。年明けても痛みが治らず、遂には１〜２キロでも痛みが出始め、寒い日の朝などは日常生活でも痛みを感じることが増えたため、ネットで検索し当院を受診した。

【来院日】

R5年1月16日・17日・22日・27日・2月11日・3月５日・20日の合計７回

【備考】

R5年3月19日　フルマラソン初完走。

翌日にお身体のケアにご来院されました。

腸脛靭帯炎の治療は合計７回ですが、2月3月は膝の痛みもなく、マラソン本番へ向けた定期的なケアの施術でしたので、実際の膝治療は4回程度でした。

フルマラソン完走という患者様のご希望が叶い、私自身も大変嬉しかったです。