症例紹介・肩こり

《来院された方がお持ちだったお悩み・ニーズ》

　慢性的な肩こりが長く続いており、当院を受診前にも複数の整骨院を受診しておりました。

症状の改善が中々見られない中、妊娠７ヶ月の時に当院を受診。

《当院がそのお悩みやニーズをどう解決したのか》

　症状を改善させるためには、まずその症状の原因を見極めることが非常に重要になっていきます。

今回のAさんの肩こりの原因の一つには「逆流性食道炎」がありました。

「肩」と「食道」は、少し離れた場所にありますが、解剖学で見ると筋肉を包んでいる「筋膜」でも、東洋医学の「経絡」でも繋がりがあります。

逆流性食道炎の症状が出たあとは、特に肩こりが強く感じていたそうです。

当院での肩こり治療では、肩甲骨、頸部に関する筋肉に対しての鍼治療などに併せて腹部・横隔膜に対するアプローチも行わせて頂きました。

Aさんが「逆流性食道炎」になってしまう原因は

・元々早食いである事、

・食後直ぐに横になってしまう事などがありました。

施術だけではなく「逆流性食道炎」を起こさないための日常生活の過ごし方についても、

・よく噛んでゆっくりと食事をすること

・食後すぐには、横にならないこと

などのアドバイスをさせて頂きました。

症状が繰り返す場合は、日常生活の中に症状を引き起こす行動があります。

まずは、その事に気づき行動を改めなければ、いくら整体や鍼灸治療を行なったとしても、

残念ながらすぐ元通りになってしまうことがあります。